国立成育医療研究センターで受けられるNIPTの口コミ・特徴とは?

2020年6月8日

新型出生前診断(NIPT)をご存知ですか?

NIPTは従来の出生前診断にはなかった、「検査精度の高さ」と「検査の安全性」を両立した検査です。

しかし、懸念されている点もあります。

採血のみで検査ができるため、専門医でなくても採血さえできれば簡単に検査ができてしまうことです。そのためか、NIPTを実施している施設は、関東だけで50箇所以上あります。

検査施設が増えると同時に、どうやって病院を選べばいいのか?病院ごとに何が違うのか?など様々な疑問が出てくると思います。

今回は、日本全国のNIPT実施施設を徹底的に調べた私が、「国立成育医療研究センター」についてご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

国立成育医療研究センターとは?

世田谷区にある「成城学園前駅」が最寄りの大きな病院です。

診療科目は28科目もあり、中でも、小児・周産期・産科・母性医療を専門としており、唯一の国立高度専門医療センターです。

出生前診断については、NIPT以外にも、妊娠初期コンバインド検査・絨毛検査・妊娠中期母体血清マーカー検査(クアトロテスト™)・羊水検査なども実施しています。

国立成育医療研究センターのNIPT情報

検査項目 21トリソミー(ダウン症候群)
18トリソミー(エドワーズ症候群)
13トリソミー(パトー症候群)
検査精度 99.90%
陽性の場合の対応 羊水検査を同じ病院で行なっているか:
遺伝カウンセリングを行なっているか:
中絶手術を同じ病院で行なっているか:不明
羊水検査の費用実費か病院負担か:不明
NIPT検査費用 NIPT検査費用:約180,000円
検査前の遺伝カウンセリング料(初診料):約 10,000 円
結果開示時の遺伝カウンセリング料(再診料): 約 6,000 円
羊水検査の費用 約160,000円
検査実施日 火曜日・水曜日・木曜日
結果がわかるまでの日数 約2週間〜3週間
結果の受け取り方 遺伝カウンセリングにて直接
検査会社 検査会社名:GeneTech株式会社
検査国名:日本
ポイント
  1. 遺伝カウンセリングが実施される
  2. 陽性時、羊水検査を受けることができる

ポイント① 遺伝カウンセリングが実施される

遺伝カウンセリングとは、遺伝学について専門的な知識をもつカウンセラーさんが、「患者さん自身で意思決定ができること」を目的に行うカウンセリングです。

具体的には、検査について医療的な説明をしてくれたり、自分たちの意見をまとめるために相談に乗ってもらえたりします。

NIPTを受ける場合、検査の説明を兼ねて、全員が遺伝カウンセリングを受けることになっています。

ネットで調べるだけで分からなかったことや、不安なことを事前に解決できるので、安心してNIPTの採血に望むことができます。

ポイント② 陽性時、羊水検査を受けることができる

NIPTの検査精度は非常に高いですが、100%ではありません。

特に、陽性を正しく陽性と判断する精度の「感度」は、約80%ほどしかないと言われており、裏を返せば20%の割合で、陰性の可能性があります。

そのため、NIPTの結果が陽性の場合は、陽性かどうか確定させるために羊水検査を受ける必要があります。

国立成育医療研究センターでは、羊水検査を実施することができます。

新しく病院を予約する必要がなく、一貫したサポートを受けられます。

※参考
出生前診断の種類|新型出生前診断(NIPT)のGeneTech株式会社
(2019年12月12日最終閲覧)

国立成育医療研究センターでNIPTを受ける条件

年齢制限 高齢の妊婦さんのみ(相談次第)
紹介状が必要か 必要
夫婦で揃ってカウンセリングを受ける必要 夫婦同伴推奨
その他の条件 胎児の心拍の確認が済んでいること
同センターまたは同センターと医療連携可能な分娩施設に通院していること
染色体異常の可能性が高いとされていること
予約方法 産婦人科医から電話
ポイント
  1. 35歳以下でも検査を受けられる可能性がある
  2. 通っている病院によってはNIPTを受けられない
  3. できるだけ早く予約する必要がある

ポイント① 35歳以下でもNIPTを受けられる可能性がある

NIPTを受ける際、最初の障壁となるのが年齢制限です。

一般的にNIPTを受ける際は35歳以上でなければならないことが多いです。

しかし、国立成育医療研究センターの場合は以下のような制度に変更しました。

妊婦さんの年齢やご出産時の年齢における染色体疾患の出生確率のとらえ方は個人によって異なりますので、高年齢は関しては個別に相談の上で対応することにいたしました。
※引用
周産期遺伝外来 | 国立成育医療研究センター

何歳以上であればNIPTを受けられるのか、明確な公表はありませんが、相談次第ではNIPTを受けられるとのこと。

35歳以下の方は検討してみてはいかがでしょうか?

ポイント② 通っている病院によってはNIPTを受けられない

国立成育医療研究センターの検査を受ける条件を確認すると「同センターまたは同センターと医療連携可能な分娩施設に通院していること」という条件があります。

医療連携とは、特に妊娠・分娩管理の連絡や連携ができることを求めているようです。

国立成育医療研究センターでNIPTを受ける前に、上記の点だけは確認しておきたいですね。

ポイント③ できるだけ早く予約する必要がある

NIPTは妊娠16週目までの採血を推奨されています。16週目に間に合うよう、早めの動き出しが肝心です。

まず、かかりつけ医に予約の電話をかけてもらうこと・紹介状を書いてもらうことをお願いしましょう。

国立成育医療研究センターでは、妊婦さんからの予約は受け付けていません。

事前にかかりつけ医と相談しておくことが必要です。

また、予約は2週間後の予約枠しか取れませんので、直前に動き出すと16週に間に合わないことがあります。注意しましょう。

国立成育医療研究センターのこだわりポイント

来院回数 最低2回
検査実績 公表なし
子連れで来院できるか
個室対応は可能か 不明
担当医師の専門 産婦人科医・臨床遺伝専門医・小児科医
ポイント
  1. 専門医が検査を担当している
  2. 来院回数が最低2回と多い

ポイント① 専門医が検査を担当している

国立医療研究センターでは、臨床遺伝専門医、産婦人科専門医、小児科専門医の元でNIPTを行なっています。

NIPTを受検するにあたって、もしわからないことや不安なことがあれば専門医に相談することも出来る環境です。

ポイント② 来院回数が最低2回と多い

NIPTは、検査前と検査後に遺伝カウンセリングを受けることが必須です。

また夫婦で来院することが推奨されているため、平日に予定を合わせて複数回来院することになります。

2週間先の予約しかできませんので、事前に上司に相談しておくなど、予定をつけやすいような工夫が必要です。

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国立生育医療研究センターと一緒に検討されているクリニック

病院名 八重洲セムクリニック ミネルバクリニック 平石クリニック ヒロクリニック
検査項目・検査費用 全染色体+微小欠失
196,000円~230,000円
全染色体+微小欠失
160,000円~190,000円
全染色体+微小欠失
120,000円〜180,000円
全染色体+微小欠失
180,000円~230,000円
検査を受ける条件 妊娠10週以降であれば特になし 妊娠10週以降であれば特になし 妊娠10週以降であれば特になし 妊娠10週以降であれば特になし
羊水検査 ◯※無料 × × ×
医師の専門・実績 産婦人科医
7,000件以上
臨床遺伝専門医
公表なし
スポーツ・内科医
1,000件以上
皮膚科医
公表なし
検査実施日 日曜日 平日、土・日曜日 月・火・水・金・土曜日 木曜以外
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国立成育医療研究センターの病院情報

住所 〒157-8535 東京都世田谷区大蔵2-10-1
アクセス 小田急線「成城学園前」よりバスで10分

まとめ

いかがでしたか?

国立成育医療研究センターの特徴は、35歳以下でも、相談次第でNIPTを受けられることです。

もちろん、認可施設ですので、羊水検査や遺伝カウンセリングなど、ならではのサポートを受けることもできます。

一方で、夫婦で複数回来院したり、予約を取るために早くから準備をする必要もあります。

どの病院にもメリットデメリットがあるのは当然のことです。

夫婦お二人で、納得した状態で検査に臨めるよう、病院選びは慎重に行いましょう。

参考
NIPT | 国立成育医療研究センター
周産期遺伝外来 | 国立成育医療研究センター
(2019年12月10日最終閲覧)

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