NIPTの検査費用が安い病院5選!費用を抑える3つの方法も徹底解説!

2021年6月4日

お腹の中の赤ちゃんに先天的な障害や疾患があるか調べることができるNIPT(新型出生前診断)。

精度の高さと、安全性の高さが注目され、希望者が急増している出生前診断です。

しかし、NIPTの費用相場は約20万円と言われており、高いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

出産後のことも考えると、少しでも節約しておきたい。今回はそんな方に向けて、niptの費用を安く抑える方法や、niptの費用が安い病院をご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

niptにかかる費用はいくら?

NIPTの費用が安い病院を紹介する前に、まずはNIPTにかかる費用を確認しておきましょう。

NIPT検査にかかる費用

  • 検査費用:約15万円〜27万円
  • 遺伝カウンセリング費用:1時間約1万5000円
  • 初診料:病院によって異なる
  • 陽性時の羊水検査費用:無料〜20万円程度
  • 羊水検査の入院費:無料〜10万円程度
  • 互助会費:約3000円
  • その他の経費(輸送費・結果郵送費):病院によって異なる

実は、NIPTにかかる費用は、NIPTの検査費用だけではありません。

検査の前後にある遺伝カウンセリングや、初診料なども病院によっては別料金です。

特に注意しておきたいのは、バラツキの大きい羊水検査の費用。

NIPTはあくまで非確定診断なので、陽性の時は羊水検査を受検するのが一般的。

羊水検査費用は約15万円〜20万円ほどかかります。

病院の方針によっては、羊水検査後、経過観察のために入院が必要な場合もあり、その場合は追加で10万ほど見ておきましょう。

羊水検査費用も、入院費用も病院によっては負担してもらえる可能性もあるので、よく確認しましょう。

niptの費用を安く抑える方法

niptの費用を安く抑えるために注目したいポイントは3つあります。

①検査項目を減らす

niptの検査費用は検査項目によって変わります。

NIPT費用相場

  • 基本検査:21トリソミー(ダウン症候群)・18トリソミー(エドワーズ症候群)・13トリソミー(パトー症候群)の3種類。性染色体を検査できる病院もある。→約16万3000円〜20万円
  • 全染色体検査:上記3つの染色体異常を含む、1〜22番染色体+性染色体を検査→約19万5000円
  • 全染色体検査:1〜22番染色体+性染色体+微小欠失検査→約22万6000円

検査項目が増えるほど、検査の費用は高くなります。

せっかくNIPTを受けるのであれば、調べられるもの全て検査しておきたい!という方もいらっしゃると思いますので、一概にはどちらがいいとは言えませんが選択肢として持っておくのがいいでしょう。

②羊水検査の費用負担がある病院を選ぶ

羊水検査費用を負担してくれる病院を選ぶことも効果的です。

先ほど説明した通り、NIPTは確定診断ではないので、陽性の場合は羊水検査を受けます。

費用は、検査費用・入院費用込みで最大30万円ほどかかります。

もしかしたら追加で30万円払うかも…と思いながらNIPTの結果を待つのは、精神的に大きな負担になりかねません。

入院費用含め、羊水検査費用も全て負担してくれる病院を選びましょう。

③niptの採血のみでフォローが少ない病院を選ぶ

極端ですが、niptの採血のみを行なっている施設を選べば、検査費用を抑えることができます。

しかし、カウンセリングがなかったり、羊水検査の費用負担がなかったり、サポートが手薄である可能性もあります。

陽性の時、夫婦の決断はどうするか完全に固まっており、結果を受け取っても揺らがない。という強い意思がない限り、この方法はあまりおすすめしません。

niptの費用が安い病院一覧

これらの3点を加味し、niptの費用を安く抑えることができるクリニックを5つ厳選しました。

ヒロクリニック

とにかく検査費用の安さが特徴のヒロクリニック。

NIPT検査を12万円〜で受けられます。2020年2月現在、日本国内で最安値です。

しかし、カウンセリングや検査結果の送付はオプション制のため、別料金がかかります。

羊水検査費用の補助は互助会に入会している方限定なので、別途3000円がかかります。また、補助は20万円までの制限がありますのでご注意ください。

検査費用の安さ重視の方におすすめです。

NIPTの検査費用 【O】 13,18,21:120,000円
【A】 13,18,21,性染色体,性別:145,000円
【B】 全染色体:170,000円
【C】 【A】+微小欠失症候群:170,000円
【D】 全染色体+微小欠失症候群:180,000円
羊水検査費用 20万円(※互助会費を払っている場合のみ)
その他経費 互助会費用:3000円
結果の送付費用:3000円
カウンセリング:10,000円/30分
医師の専門 皮膚科医
カウンセリング 希望者にのみ有料で実施
羊水検査の実施 なし

八重洲セムクリニック・奥野病院

八重洲セムクリニック

産婦人科医がNIPT〜陽性時のサポートまで一貫して行うので安心

八重洲セムクリニックは産婦人科医がNIPT〜陽性時のサポートまで一貫して行なっているのが特徴です。

同院で羊水検査を実施しているので、新しく病院を探したり、再診察を受けたりする必要がありません。

全員カウンセリングを受けてからの採血を実施しており、丁寧に質問に対応してくれると評判です。

基本検査196,000円〜。ヒロクリニックよりお高めですが、カウンセリング費用や、陽性時の再診察、陽性時の羊水検査費用も含まれています。

NIPTの検査費用 基本検査:196,000円
全染色体検査:220,000円
全染色体+微小欠失検査:230,000円
羊水検査費用 全額病院負担
その他経費 全て検査費用に含まれている
医師の専門 産婦人科専門医
カウンセリング 産婦人科医によるカウンセリング(※無料)
羊水検査の実施 陽性時、同院で実施

NIPTJAPAN

2019年秋から開始の新しい検査会社

NIPTJAPANは、2019年秋頃から検査の仲介をスタートした会社です。

歯科や、内科、美容外科など計69院と提携し、採血を委託しています。家から近いクリニックで検査を受けられるのが特徴です。

検査費用は150,000円〜。羊水検査費用の負担についてホームページには記載ありませんでした。

検査前にカウンセリングやNIPTの説明はないので、ご自身で情報を集めて準備ができる方におすすめです。

NIPTの検査費用 基本検査:150,000円
基本検査+全染色体検査:160,000円
基本検査+全染色体検査+微小欠失症:180,000円
基本検査+微小欠失症:180,000円
羊水検査費用 不明
その他経費 特になし
医師の専門 採血委託先によって異なる
カウンセリング 陽性時のみ社会福祉士によるカウンセリング実施
羊水検査の実施 なし

銀座Mitaクリニック

基本検査138,000円〜。お近くのクリニックで検査を受けられる利便性も。

銀座Mitaクリニックは、他にも採血委託施設があり、お近くの施設で検査を受けられます。

以前小児科医のカウンセリングを行なっていましたが、現在は行なっていないので、ご自身で検査について調べることが必要です。

また、羊水検査費用は、NIPT検査費用が上限であると決められています。基本検査を受ける場合は、138,000円まで、全染色体検査の場合は158,000円までが上限になるので、ご注意ください。

NIPTの検査費用 基本検査:138,000円
全染色体検査:158,000円
羊水検査費用 NIPT費用を上限に返金
※入院費負担なし
その他経費 特になし
医師の専門 美容外科医
カウンセリング なし
羊水検査の実施 なし

A CLINIC 銀座

148,000円〜。リラックスできる空間作りは美容外科ならでは

A CLINIC銀座は、完全個室制で、医師や看護師が部屋に来てもらえます。

膝かけやお茶の提供など、細かいおもてなしがひかるクリニックです。

しかし、全染色体+微小欠失の検査費用が276,000円と高額だったり、羊水検査費用は15万円までしか負担してもらえないので、注意してください。

NIPTの検査費用 基本検査:148,000円
全染色体検査:188,000
全染色体+微小欠失検査:276,000円
羊水検査費用 150,000円まで無料
その他経費 なし
医師の専門 美容外科医
カウンセリング なし
羊水検査の実施 なし

nipt費用の安い病院まとめ

いかがでしたか?

niptの安さは一概に、基本検査の費用だけでは比べられません。

どれだけ安くても、羊水検査を受けられなかったり、採血のみしか実施されない施設だと、いざ陽性の結果を受け取った時に混乱してしまうこともあります。

妊娠中の不安を取り除くためにNIPTを受けたのに、かえって動揺し、不安な気持ちが膨らんでしまうのは本末転倒です。

得られるものに見合った料金なのかといった視点も重要です。

ご夫婦が納得できる決断をできるよう、じっくり話し合いましょう。

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