NIPT(新型出生前診断)を受けられる兵庫・神戸のおすすめ病院7選!【2022年最新版】
「NIPTを受けたいけど、近くにどんな病院があるかわからない。」
そのような悩みを抱えている妊婦さんは多いのではないでしょうか。
日本産婦人科学会の基本的な姿勢としてもNIPT について医師が妊婦に積極的に知らせる必要はない。
と話しており、十分な情報が出回りづらい状況になっています。
この記事では、NIPTを実施施設を徹底的に調べた私が「兵庫・神戸から通えるおすすめのNIPT実施施設」について詳しくご説明します。
病院選びでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
NIPTとは?NIPTの特徴
NIPTは、採血した母体血に含まれる、胎児由来のDNA断片から染色体異常を確認する検査です。
無侵襲的出生前遺伝学的検査、母体血胎児染色体検査、母体血細胞フリー胎児遺伝子検査など様々な呼び名があります。
一般的には、従来の出生前診断と区別して「新型出生前診断」または「NIPT」の名で親しまれています。
従来検査と一線を画すこの検査は、大きく分けて3つの特徴があります。
特徴① 従来の出生前診断に比べて精度が高い
今までの出生前診断では、胎児の首の後ろにあるむくみ(NT)や、妊婦の血液に含まれるホルモン(hCG)などが検査のマーカーでした。
しかしこれらのマーカーは、染色体異常以外の要因でも変化するため、精度が低く、染色体異常の可能性までしか検査できませんでした。
NIPTは胎児由来のDNA断片を利用し、染色体異常検査するので、検査精度は99.9%以上です。
採血だけで検査ができるにも関わらず、高精度な検査は今までの出生前診断にないメリットです。
※参考
出生前診断の種類|新型出生前診断(NIPT)のGeneTech株式会社
(2019年12月13日最終閲覧)
特徴② 妊娠初期の早い時期から検査を受けられる
NIPTは、妊娠10週0日以降に採血を行います。
検査に必要な遺伝情報が妊娠9週目ごろから妊婦さんの体内に流れますので、妊娠10週目と早い時期から検査ができます。
今までの検査である、母体血清マーカー検査は妊娠15週〜18週など、検査時期がかなり遅いものでした。
早くから検査を受けられることで、詳しい胎児診断を受けたり、妊娠管理をしてもらえる病院に移ったり、人工妊娠中絶を検討する期間を確保できます。
赤ちゃんの人生や、家族の将来について関わる大きな問題。決断に迫られることもあると思います。
時間はお金では買うことができません。早めに検査を受け、入念な話し合い・準備ができる期間を確保できるのは、病院選びにおいても重要なポイントです。
特徴③ 母体・胎児ともにリスクがほとんどない検査
出生前診断では、検査に利用する成分を採取する際、リスクが伴う検査もあります。
羊水検査や絨毛検査では、お腹に針を刺して羊水や絨毛細胞を採取します。
この時、針の影響で、破水や流産の可能性(約0.3%〜1%)があります。
まさに母体・胎児ともに死と隣合わせの検査と言えます。
一方NIPTの場合は、10ml〜20mlの採血だけで検査ができます。
アルコールやラテックスアレルギーなどの可能性も否定できませんので、副反応がないとは言いきれませんが、流産などの重大なリスクはありません。
NIPTを受ける病院選びのコツ
では、実際にNIPTを受ける病院はどのように選べばいいのでしょうか?
おすすめの方法は「譲れないポイントと、そうでないポイントを二つに分けること」です。
正直に言うと、病院を選ぶ際には妥協が必要な場面もあります。
例えば、大学病院などの認可施設でNIPTを受けようと思えば、35歳以上の年齢制限など、厳しい条件がありますし、お住いの場所によっては、家から遠い病院を選ばなければならないこともあります。
そのため、夫婦でどのポイントを重要視するのか事前に話し合っておくといいと思います。
ここからは、どのポイントを考慮して比較するべきなのかご紹介します。
検査を受ける条件
一番重要なのは、検査を受ける条件を確認することです。
一部の病院では、以下のような条件を満たした妊婦さんのみ対象にNIPTを実施しています。
- 35歳以上の妊婦など染色体異常の発生可能性が高いとされる方
- 採血の前後に遺伝カウンセリングを計2回受診できること
- 夫婦同伴で遺伝カウンセリングを受けることができる方
- かかりつけの産婦人科医が紹介状を書きFAXで送付すること
- 採血を実施する医療機関で分娩予定の方
- 採血を実施する医療機関で産婦人科外来を受診すること
- 採血を実施する医療機関で遺伝学級に参加すること
※参考:
母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査に関する指針
NIPTについて|千葉大学医学部附属病院 遺伝子診療部
遺伝カウンセリング 産科 | 公益財団法人聖バルナバ病院
周産期遺伝相談外来 | 産婦人科 | 診療科のご案内 | 愛育クリニック
(最終閲覧2019年10月10日)
どんなにその病院のサポート体制や検査精度に魅力を感じたとしても、条件に合わない方はNIPTを受けることができません。
最初に確認しておきましょう。
陽性時のサポート
陰性であれば、赤ちゃんに該当する染色体異常がないとわかるので、どの病院で受けても大きな差はありません。
大きな差が出るのは「陽性時の対応」です。特に以下の4つの点に注意が必要です。
- 羊水検査を実施できるか、できないか
- 羊水検査費用は病院負担か、患者負担か
- 人工妊娠中絶手術は実施できるか、できないか
- カウンセリングの実施があるか、ないか
特に中絶手術や、羊水検査などは母体保護法指定医がいる病院でないとできません。
美容外科医や皮膚科医など専門外の医師がNIPTを実施している場合がありますが、そのような病院では、上記のサポートは受けられません。
陽性が発覚し、混乱している中で新たに病院探しや、予約をするのは心身ともに大きな負担となります。
NIPT〜陽性後まで、一貫して同じ病院でサポートを行なっている施設を探しておくと、もしもの時も安心です。
信頼性
前述のように、大きな差が出るのは陽性時です。
多くの妊婦さんは、自分の子どもに陽性反応が出ると想像しておらず、結果を受け取ったあと混乱し、動揺してしまいます。
そのため、NIPTの実施実績や、どれだけ陽性の患者さんと向き合ってきているか、医師の専門分野などを確認し、いざと言うときに助けてくれる病院を選ぶ方が多いです。
検査費用の安さ
妊娠中は、妊婦健診費用など何かとお金がかかりますよね。
これから生まれる赤ちゃんのためにも、少しでも節約したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
一方で、センシティブな検査ですし、大きな買い物ですから、安さよりコストパフォーマンスを重視した方が満足度が高いと考える方もいるようです。
陽性時のサポートが充実しているかどうか、口コミはどうか、検査項目の多さはどうかなど、得られるリターンが、かかる費用よりも大きいか確認してみてはいかがでしょうか。
検査結果の通知スピード
検査結果を待っている間不安ですよね。
検査結果は、最速6日、遅い場合は2週間〜3週間ほどかかる場合もあります。
この間、中には心配でなかなか眠れなくなってしまったという方もいらっしゃるほど。
一方で、検査結果の通知スピードよりも、精度を重要視する方もいらっしゃいます。
NIPTの精度は高いと言っても、100%ではありません。
陰性の場合はほぼ問題ありませんが、陽性の場合、実際には染色体異常がないケースもあります。
もし、感度(実際に染色体異常をもつ人が、正しく陽性と判断される割合)が低い場合、羊水検査が必要となり、結果待ちの時間がさらに長引いてしまいます。
検査精度は検査会社によって異なるので、そちらも合わせて確認するといいと思います。
口コミ
口コミは「同じ病院でNIPTを受けた人がどのように感じたのか」を見ることができます。
ネット上のホームページには良いことしか書かれておらず、実態を掴めないこともあります。
その点、口コミは利害関係が発生していないので、素直な意見を確認できます。
ただし、中にはデマ情報が紛れていることがありますので、どの情報を信じるか注意が必要です。
googleマップの口コミ欄や、google検索などから確認できますので、一読してみてもいいかもしれません。
家からの近さ(アクセス)
NIPTを受検される時期と、つわりひどい時期は被っていることが多いです。
体調を優先して、家からのアクセスを重要視される方もいらっしゃいます。
一方で、最短1回の来院で検査ができる病院もありますので、体調が良い時期を選んで、検査を受ける妊婦さんもいらっしゃいます。
また、地方からわざわざ東京まで検査を受けに行く妊婦さんもいらっしゃいますので、ご自身の体調と相談して病院を選択しましょう。
陽性時のサポート・信頼性・条件で選ぶのがおすすめ!
様々な選び方があると思いますが、おすすめは陽性時のサポート・信頼性・条件を基準に病院選びをすることです。
検査を受ける条件は満たしていないと、そもそも検査を受けることができません。
中でも特に、年齢制限と、夫婦で3回以上来院することのハードルが高いです。
夫婦で3回来院するために、検査を受けられる時期が短く、かつ早めに設定されていることもあるのでよく確認してください。
さらに、信頼性・サポートがしっかりしていることで、安心して検査を受けることができます。
そのため、この3点で決めるのは特におすすめです。
兵庫・神戸のNIPT病院・クリニック
兵庫・神戸でNIPTを実施している病院は、兵庫医科大学病院・神戸大学医学部附属病院・神戸アドベンチスト病院・兵庫県立尼崎総合医療センター・関西ろうさい病院です。
兵庫医科大学病院
検査項目 | 21トリソミー(ダウン症候群) 18トリソミー(エドワーズ症候群) 13トリソミー(パトー症候群) |
検査費用 | 194,400円(支払総額) |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:不明 羊水検査費用は病院負担か:不明 遺伝カウンセリングは受けられるか:可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:不明 医師の専門:産婦人科医・臨床遺伝専門医・小児科医 |
検査日 | 不明 |
アクセス/住所/電話番号 | 〒663-8501 西宮市武庫川町1-1 阪神電鉄「武庫川駅」西出口より徒歩5分 妊婦さんからの電話対応なし |
- HPで出生前診断の詳しい情報を見ることができる
- 検査を受ける条件が厳しい
- 複数回来院する必要がある
神戸大学医学部附属病院
検査項目/費用 | 21トリソミー(ダウン症候群) 18トリソミー(エドワーズ症候群) 13トリソミー(パトー症候群) 検査料金:194,400円(支払総額) 初診料:6300円 |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:不明 羊水検査費用は病院負担か:不明 遺伝カウンセリングは受けられるか:可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:公表なし 医師の専門:産婦人科医・臨床遺伝専門医・小児科医 |
検査日 | 不明 |
アクセス/住所/電話番号 | 〒650-0017 神戸市中央区楠町7丁目5-2 JR「神戸」駅下車 徒歩約15分 神戸高速鉄道「高速神戸」駅下車 徒歩約15分 神戸市営地下鉄「大倉山」駅下車 徒歩約5分 (代表)Tel. 078-382-5111 |
- 遺伝カウンセリングを受けることができる
- 検査を受ける条件が厳しい
- 予約方法が少し複雑
神戸アドベンチスト病院
検査項目 | 21トリソミー(ダウン症候群) 18トリソミー(エドワーズ症候群) 13トリソミー(パトー症候群) |
||||||||
検査費用 | 初回カウンセリング:6,000円 (当院で健診中の方 \3.000) 2回目以降カウンセリング3.000円 /30分 ~ 時間によって変わります (他院・当院の方共に) NIPT費用:不明 |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:不明 羊水検査費用は病院負担か:不明 遺伝カウンセリングは受けられるか:可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:不明 医師の専門:産婦人科医・臨床遺伝専門医・小児科医 |
検査日 | 不明 | アクセス/住所/電話番号 | 〒651-1321 兵庫県神戸市北区有野台8丁目4番1号 神戸電鉄[岡場駅]から無料送迎バスをご利用頂けます。(約10分) 神戸電鉄[五社駅]から、阪急バス(5系統)で [有野台8丁目] 下車~徒歩約2分) 神戸電鉄[岡場駅]から、阪急バス(4系統)で [有野台8丁目] 下車~徒歩約2分) TEL 078-981-0161(代表) |
- NIPTの他にも出生前診断を実施している
- 検査を受ける条件が厳しい
- 予約方法が複雑
兵庫県立尼崎総合医療センター
検査項目/費用 | 21トリソミー(ダウン症候群) 18トリソミー(エドワーズ症候群) 13トリソミー(パトー症候群) NIPT費用:約170,000円 |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:不明 羊水検査費用は病院負担か:自己負担 遺伝カウンセリングは受けられるか:可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:不明 医師の専門:産婦人科医・臨床遺伝専門医・小児科医 |
検査日 | 不明 |
アクセス/住所/電話番号 | 〒660-8550 尼崎市東難波町二丁目17番77号 阪神尼崎駅より徒歩10分 06-6480-7000(代表) |
- 遺伝カウンセリングを受けられる
- 夫婦揃って最低2来院する必要がある
独立行政法人 労働者健康福祉機構 関西ろうさい病院
検査項目 | 21トリソミー(ダウン症候群) 18トリソミー(エドワーズ症候群) 13トリソミー(パトー症候群) |
検査費用 | 検査費用:180,000円 カウンセリング:5,000円 |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:不明 羊水検査費用は病院負担か:病院負担 遺伝カウンセリングは受けられるか:可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:不明 医師の専門:産婦人科医・臨床遺伝専門医・小児科医 |
検査日 | 不明 |
アクセス/住所/電話番号 | 〒660-8511 尼崎市稲葉荘3丁目1番69号 JR立花駅徒歩17分 06-6416-1221 |
- 遺伝カウンセリングを受けられる
- 夫婦揃って最低2来院する必要がある
兵庫・神戸の病院・クリニックの特徴
メリット
- 専門医がNIPTを行なっていること
- 羊水検査や遺伝カウンセリングを受けられること
懸念点
- 検査を受けるために厳しい条件がある
- 複数回来院する必要がある
- かかりつけ医からFAXと電話が必要など、予約方法が複雑
兵庫・神戸の病院では、専門医が検査にあたっており、羊水検査や遺伝カウンセリングなどのサポートも充実している点を考えると、安心感が強いのが特徴です。
一方で、そのメリットを受けるためには、まず検査を受けられる条件を満たしているかの確認が必要です。
兵庫・神戸の病院は全て年齢制限があります。34歳以下の方は検査を受けることができません。
他にも「複数回の来院」「かかりつけ医からのFAXと電話での予約が必要」であったり準備が欠かせません。
検査を受けられる時期は限られていますので、早めの動き出しが肝心です。
遺伝カウンセリングを受けることができる
遺伝カウンセリングとは、遺伝学について専門的な知識をもつカウンセラーさんが、「患者さん自身で意思決定ができること」を目的に行うカウンセリングです。
具体的には、検査について医療的な説明をしてくれたり、自分たちの意見をまとめるために相談に乗ってもらえたりします。
NIPTを受ける場合、検査の説明を兼ねて、全員が遺伝カウンセリングを受けることになっています。
ネットで調べるだけで分からなかったことや、不安なことを事前に解決できるので、安心してNIPTの採血に望むことができます。
検査を受ける条件が厳しい
兵庫県内の病院では、NIPTを受けられる妊婦さんを限定しています。
- 高年妊娠(分娩予定日に35歳以上である)の妊婦さん
- ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーのお子さんを妊娠あるいは出産したこと
のある妊婦さん- 胎児が染色体の変化(ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミー)をもつ可能性の
上昇を指摘されている妊婦さん※引用
無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)とは – 兵庫医科大学病院 出生前診断
(2019年12月13日最終閲覧)
検査を受けるために上記の項目のうち、どれか一つに当てはまれば検査を受けることができます。
他にも、「採血を14週目までに受けられる方」「遺伝カウンセリングを検査前後に受けること」「かかりつけ医からの紹介状を持参すること」などの条件もあります。
どんなに検査を希望していても、条件を満たすことのできない妊婦さんは検査を受けることができませんので、注意してください。
複数回来院する必要がある
NIPTは採血だけで検査ができますが、1日でNIPTを行うことはできません。
なぜなら、検査の前後に遺伝カウンセリングを受けることが義務つけられているからです。
夫婦で初回遺伝カウンセリングを受けた場合のみ、当日中に採血ができる場合もありますが、それ以外の場合は、2回のカウンセリング+採血で最低3回の来院が必要です。
つわりで体調が優れない中、何度も足を運ぶことは大きな負担になるでしょう。
他にも、かかりつけ医に紹介状を書いてもらったり、予約の準備で動き回ることになります。ご夫婦で助け合いながら、検査の準備を進めてください。
予約方法が少し複雑
検査を受けるためには予約が必須です。
神戸大学病院では、検査の予約をする方法を以下のように定めています。
原則として、かかりつけの医療機関の担当主治医に遺伝子診療部宛ての紹介状と予約申込書を記入していただき、ファックスにて予約を取って頂くシステムとなっております。
妊婦さん本人から申し込むことはできません。
かかりつけ医に紹介状を書いてもらうためには、事前に出生前診断にを受けたいという旨えお伝えておく必要があります。
中には、紹介状を書いて欲しいとお願いしたにも関わらず、かかりつけ医に拒否されてしまい、たらい回しになってしまったケースもあります。
※参考
妊娠8週、新型出生前診断(NIPT)の病院探しと申し込み。紹介状がもらえず、たらい回しに | 出生前診断 生むとか、産まないとか
(2019年12月13日最終閲覧)
もちろん、紹介状を書いてくれる医師もいらっしゃいます。ただ、もしもの時を考えて、早めに相談しておく方が安心できると思います。
兵庫・神戸から受けに行けるNIPTの実施病院・クリニック
必ずしも兵庫県内の病院施設がいいとは限りません。
人によっては、アクセス以外に他に譲れないポイントをおいている方もいらっしゃると思います。
兵庫・神戸通える病院の中で、おすすめの病院・クリニックの特徴をご紹介します。
奥野病院
検査項目/費用 | 基本検査(21トリソミー/18トリソミー/13トリソミー+性別検査):196,000円 全染色体検査(基本検査+全染色体検査):220,000円 全染色体+微小欠失検査(全染色体+微小欠失症候群):230,000円 |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:可 羊水検査費用は病院負担か:病院負担 遺伝カウンセリングは受けられるか:不可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:累計7,000件以上 医師の専門:産婦人科医 |
検査日 | 日曜日 |
アクセス/住所/電話番号 | 大阪市阿倍野区天王寺町北2-31-4 天王寺駅徒歩 10分 寺田町駅徒歩 5分 河堀口駅徒歩 7分 0120-011-073 |
- 検査実績が7,000件以上と豊富
- 産婦人科医の元NIPTを検査を受けることができる
- 1度の来院でNIPTを受けられる
検査実績が7,000件以上と豊富
日本国内では、日本産科婦人科学会の指針によって、検査を受けられる妊婦さんが限られています。
そんな中、日本産科婦人科学会の指針に反して、日本で初めて「年齢制限のないNIPTの提供」「全染色体検査・微小欠失検査など検査項目の拡大」を行いました。
なぜ、産婦人科の奥野病院が、産婦人科学会の意思に反するような決断をしたのか。
そこには、産婦人科医として妊婦さんを第一に考えている先生の考え方がありました。
学会の指針は、カウンセリング体制も含め重要な指針だと理解しております。
しかしながら、この検査を受けたくても受けることができない妊婦様が多く存在する事も大きな問題だと考えております。
そういった妊婦様は、流産のリスクがある羊水検査を受けるか、精度の低い母体血清マーカ―テストを受ける選択肢しかありませんでした。
また認定施設では、検査を受けるまでと、検査結果の通知を受けるまで数週間以上必要な施設も多く存在します。
八重洲セムクリニック及び奥野病院としては不安を抱える妊婦様に対して一人でも多くの方にこの検査を提供すべきだと考え検査の提供を行っております。
※引用元:
出生前診断(NIPT)なら実績・専門性で選ばれる産婦人科クリニック|八重洲セムクリニック・奥野病院
(2019年12月16日最終閲覧)
この強い思いの元、検査実績は10,000件を超えています。
検査実績が多いということは、それだけ多くの妊婦さんに向き合っているということ。
陽性時の対応も長けており、まさに信頼と実績で選ばれているクリニックと言えるでしょう。
産婦人科医の元NIPTを検査を受けることができる
産婦人科医がNIPTを担当しています。
年齢制限のないNIPTを提供している施設の中で、産婦人科医が検査を担当しているのは、大阪の奥野病院か、東京の八重洲セムクリニックのみです。
なぜ産婦人科医がNIPTを行うべきなのか。担当の奥野先生は以下のように話しています。
当院では検査精度の確認の為にも、何よりも妊婦様の心のケアの為にも、羊水検査はNIPTを実施した医療機関が責任をもって行うべきだと考えております。
NIPTを実施した医療機関以外では、羊水検査や人工中絶手術の相談の際に、診察やカウンセリングを一から行わなければいけない場合も多く、時間的及び精神的な負担が妊婦様の大きな負担となります。
当院では、NIPT検査前の遺伝カウンセリングから、検査後の遺伝カウンセリング、その後の羊水検査まで全てについて産婦人科医が責任をもって担当しますのでご安心ください。
※引用元:
出生前診断(NIPT)なら実績・専門性で選ばれる産婦人科クリニック|八重洲セムクリニック・奥野病院
(2019年12月16日最終閲覧)
陽性の結果を受け取った時は、今まで経験したことのないような不安に襲われてしまうという方もいらっしゃいます。
そんな中、新しい病院を探すこと、羊水検査の予約が取れないまま時間が過ぎてしまうことは大きな負担です。
産婦人科医が徹底してNIPT〜その後の検査・希望に応じて人工妊娠中絶手術まで行なっている奥野病院は、その点安心ですね。
1度の来院でNIPTを受けられる
NIPTを実施している病院の中には、複数回来院することが義務付けられている病院があることは先ほどお伝えした通りです。
奥野病院の場合、最短1回からNIPTを受験できます。
また夫婦揃っての来院義務もないので、妊婦さんだけでもNIPTを受検できますし、不安があれば夫婦揃って検査を受けることもできます。
反対に、先生からの十分な説明の上、検査結果を受け取ることも可能です。検査結果の受け取り方は採血時にも変更可能です。
神戸駅からは車・電車共に約1時間かかります。
少々遠いことが懸念点ではありますが、一回で検査を受けられることや、検査実績や産婦人科医のサポートがあることから、選ばれている妊婦さんが多いようです。
東京中央美容外科堺院・江坂院
検査項目/費用 | 基本検査(21トリソミー/18トリソミー/13トリソミー):180,000円 全染色体検査(基本検査+全染色体検査):195,000円 全染色体+微小欠失検査(全染色体+微小欠失症候群):230,000円 |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:不可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:不可 羊水検査費用は病院負担か:病院負担 遺伝カウンセリングは受けられるか:不可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:累計1,000件 医師の専門:美容外科医 |
検査日 | 不定休 |
アクセス/住所/電話番号 | 【江坂院】大阪府吹田市江坂町1-21-17 ESAKA松尾3F 地下鉄御堂筋線 江坂駅から徒歩3分 【堺院】大阪府堺市堺区中瓦町2-23-29 瓦町ウエノビル5F 南海電鉄 堺東駅から徒歩3分 0120-220-944(病院ではなく、予約センターにつながります。) |
- 完全個室制のクリニック
- 全国各地で検査を実施している
ポイント① 完全個室制のクリニック
東京中央美容外科 江坂院では、待合室が完全個室なので、順番を待っている間に他の患者さんの目を気にしなくて済みます。
院内での移動も、全てスタッフさんが案内してくれるので、他の患者さんとすれ違うこともありません。
美容外科ならではの過ごしやすい環境ですね。
ポイント② 全国各地で検査を実施している
平石クリニックは、全国各地にあるクリニック(主に東京中央美容外科グループ)と提携してNIPTを実施しています。
そのため、お近くの病院でNIPTを受けることができます。
しかし、羊水検査の紹介先は東京の施設のみとなっています。
そのため、もしも結果が陽性の場合、羊水検査施設を自分で新たに探して予約しなければなりません。
陽性の結果を受け取り動揺している中、動き回るのは想像以上に負担になります。
その点には注意が必要です。
医療法人白永会 コスモメディカルクリニック
検査項目/費用 | 基本検査(21トリソミー/18トリソミー/13トリソミー):138,000円 全染色体検査(基本検査+全染色体検査):218,000円 |
サポート | 羊水検査を同院で受けられるか:不可 人工妊娠中絶手術を同院で受けられるか:不可 羊水検査費用は病院負担か:病院負担 遺伝カウンセリングは受けられるか:不可 |
検査実績/医師の専門 | 検査実績:不明 医師の専門:アレルギー科 |
検査日 | 月によって変動あり |
アクセス/住所/電話番号 | 〒541-0058 大阪府大阪市中央区南久宝寺町2-1-9船場メディカルビル8F
堺筋本町駅 徒歩5分(10番出口) |
- 基本検査138,000円〜と非常に安い
- 全国で検査を行なっているクリニックの1つ
ポイント① 基本検査138,000円〜と非常に安い
特徴は検査費用の安さです。
基本検査と呼ばれる、21トリソミー(ダウン症候群)・18トリソミー(エドワーズ症候群)・13トリソミー(パトー症候群)+性染色体の異常を検査できる検査が138,000円から受検できます。
他の無認可施設、認可施設と比べても、この安さは驚きです。
ただし、微小欠失症候群を検査できなかったり、全染色体検査は相場並みであまりお得ではありません。
安さを重視しており、検査項目は少なくてもいいという方におすすめです。
ポイント② 全国各地で検査を実施している
全国各地で検査を実施しているので、お近くの検査施設を選べます。
つわりがひどい時期に遠くまで足を運ばなくて済むので、近さを重視する方もいらっしゃいます。
一方で、各病院へ直接問い合わせができなかったり、予約センターに電話しても、病院に関することはあまり答えてもらえず、病院の雰囲気がわからない怖さがあります。
また、NIPTを実施する先生はアレルギー科の先生です。
サポートや安心感を求めず、とにかく近くの検査施設を探しているという方におすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
兵庫県内には、検査を受けるための条件が厳しいものの、サポートが充実した病院が多くあります。
一方で、34歳以下の方は検査を受けることすらできなかったり、受けられる条件が揃っていても、予約の段階でつまづいてしまうことも。
その場合は、兵庫県外になりますが、奥野病院や東京中央美容外科などの病院を検討してみてください。